いつもレートが反対に動くという事態を考えてトレードしよう

この間、FXに関して面白い質問を受けた。「例えば1ドル=100円の時にドルを買いますよね。101円になったら売るのを狙うとします。だけど、たとえ100円を割れて90円台に突入したとしても、また戻ってきて101円になれば利益になりますよね。FXで損をする事など有るのですか。」との質問。なかなか核心を突いた質問だと思う。

皆さんは、現在の米ドルが幾らなのかはお分かりだと思う。100円の時に米ドルを買ったとすると、間違いなく含み損になっている。例えば1ドル80円ならば、だいたいマイナス20万円くらいの損になるかと思う。取引枚数にも寄るが。

そして、果たして101円に戻るだろうか。それは誰にも分からない。そもそも一生かかっても戻らないかもしれない。一生かかって戻るかどうか分からないのに、一生含み損のマイナス20万円を我慢し続けなければならない。果たして一生待てるだろうか。つまり、そういう回答になると思う。

このように、FXというのは余り高すぎるところで通貨を買ってしまうと大変な事になる。100円で買ったのならば、90円台に突入したら早めに損切りで損を確定した方が心臓にも宜しいかと思う。

この場合は90円台に突入する事が不測の事態だったかもしれない。100円台で落ち着いていた頃は、確かにこれほど下がるとは予想できなかったと思う。しかし不測の事態に陥ったときにどのような対応を取るかをシュミレーションできていた人は、被害を最小限に抑える事ができただろう。

つまり、質問者の「自分の信じる為替レートに戻ってくるのを待つ」という方法よりは、「不測の事態でのシュミレーションを準備し尽くす」事の方が重要ではなかろうか。