FXで大きく失敗した原因とは何なのか?

2007年のサブプライムローン問題の表面化から、2008年のリーマンショックの時期にFXで大負けしました。

考えてみると、2001年からFXをやってきて、大きく負けたのはこれまでにこの一度だけです。負けた影響は大きく、資金的にはもちろん、事業全体や生活にも大きな影響がありました。

この時期の取引では、基本的には円ショートを大規模に持っていて、2007年夏にサブプライムローン問題等で急激な円高が生じた頃から、円ロングの構築、円ショートの損切り、両建てなど、その時々で対応策を講じました。後で振り返っても、個々の場面ではそれほど間違った対応はしていないと思います。

それにも関わらず、この取引全体を閉じることとなった根本的な原因は、この取引は、ここでは書けない特殊な事情によって、実質的には自分のものでない資金を原資とするものであり、大幅な相場変動に直面した際に、抜本的な取引スタイルの変更や資金投入、資金計画の変更等の戦略的な意思決定が円滑にできなかったことにあると考えています。

取引規模が大きくなり、また、毎月の収支や収益目標等の制約がある状況では、取り得る取引戦略に限界が生じるので、通常の相場変動の範囲内では十分に対応できても、それを超える相場状況では致命的な損失が顕在化するおそれがあります。

この失敗後は、自分が完全にコントロールできる資金以外でのFX取引はやらないことにしました。貴重な教訓でした。

今までのところ、幸い、これがFXで損失を出した唯一の経験であり、現在もFXは私の投資の中で一番の収益源となっています。