中・上級者になるためにインターバンク市場の仕組みについて知る

1998年4月に新しい「外国為替及び外国貿易法」が施行されたことにより、日本でも銀行以外の者同士で外国為替取引を行うことができるようになりました。それ以前は当事者の一方が、大蔵大臣(現在の財務大臣)の許可を受けた銀行でなくてはなりませんでした。

当時、狭義の東京外国為替市場というのは、外国為替公認銀行とブローカー、そして日本銀行の3者が参加者だったわけです。銀行間市場はインターバンク市場と呼ばれますが、これが先に示した協議の外国為替市場を指します。

このインターバンク市場が卸売市場であり、顧客市場が小売市場であると考えればわかりやすくなるといえます。私たちは銀行から自分たちの意思でない売買を強いられることはありません。

例えば、銀行が「7ドル売ってくれ」と私たちに依頼してくるということは絶対にないわけです。そうした意味で、普通の一般顧客は双方向の取引をしているのではなく、自分たちに都合のよい方向だけの取引をしていることになります。

銀行間市場も、自分が買いたくない、あるいは売りたくないときも、「買ってほしい」「売って欲しい」と頼まれれば、取引の意思を示すという、基本的な姿勢を維持していく条件のもとでしか参加することはできません。